Title | [TIC]円筒研削盤とボールねじの名家 | |||
---|---|---|---|---|
Date | 2013-03-22 | Hit | 7108 | |
File | daepyo.jpg [18kb] |
月刊 工作機械 245巻(2013.3月)にTIC株式会社が紹介されました。 円筒研削盤とボールねじの名家 TIC(株) TIC(株)(代表:ジョ・ギルス、www.ticg.co.kr)は、1988年に振興機械(株)という名で設立されて 以来、優秀で世界的な自動車部品、円筒研削盤、ボールねじの生産と専門業者になることを目標に、 "人間中心"の経営哲学をベースに成長、·発展してきた。特に先端技術力の集約ともいえる円筒研削盤と ボールねじは、国産化と、優れた技術力を土台として、国内外で好評を受けている。このようにTICは、 顧客満足経営を基に常に最高を目指し、社会に貢献する企業として創立以来、国の産業発展に寄与している。 <編集者注> TIC(株)は、1999年、百万ドル輸出のトップ大統領賞を受賞し、続いて2007年には千万ドル輸出のトップ賞を受賞するなど、輸出の担い手として 韓国工作機械と自動車部品産業の位相を広く誇示してきた。また、2003年、新労使(労働者と使用者)文化優秀企業として選ばれ、労働部長官の 表彰を受賞、2010年にも、雇用労働部から労使文化優秀企業に選ば れるなど、共生の精神をもとに、労使が調和する新しい企業文化を創出して いる。 徳興、TIC振興、TICボールねじなどTICの3社が統合法人として発足することにより、新たな成長の足掛か りを用意した。言い換えると、2008年にTIC3社の統合後、物理的・化学的に3社の完全な融合に成功するこ とによって、自動車部品の工作機械、ボールねじに至る体系的なラインアップを備えるようになった。
TICの事業領域は大きく、自動車事業部と工作機械事業部に分けることができる。 (Axle Ass'y)などを生産して完成車メーカーと防衛産業に供給している。 工作機械事業部の場合、高精度円筒研削盤をはじめとする工作機械や産業用ボールねじを生産、供給して いる。特に研削盤分野はサブミクロンサイズのスクレイピング技術を基にNC化、自動化によって最高の競 争力を備えている。ここに止まらず、TICは専用研削盤分野に新たに挑戦し、長年の円筒研削盤の日本への輸出を通して得た独自のノウハウを加えて、将来の超精密研削技術を先導している。
TICのもう一つの主力品目はボールねじだ。この製品は、工作物の精密移送に責任を負う工作機械分野の核心部品で、これまで国内の工作機械メーカーたちは、日本製の製品に依存してきた。しかし、TICがボールねじの国産化に成功したことにより、国内業者たちは、核心部品の輸入依存度を大幅に下げることができるようになった。それだけでなく、2003年9月、日本の精密機械メーカーと技術提携、及び部品の生産に関する契約を締結したため、日本および海外市場に逆に輸出することでMade in Koreaの力量を国内外に誇示している。
TICを率いるジョ・ギルス代表は"無限競争時代で競争力を強化するため、品質革新、価値の創出、顧客中心の経営理念に、自動車の動力伝達の中核をなす商業変速機(Transmission)と車軸(Axle Ass'y)を生産しており、高精度円筒研削盤、工作機械や産業用ボールねじを生産している"とし、次のように説明した。
品質革新、価値の創出、顧客中心の経営でグローバル企業を実現
まず、Tは"正道経営(Trust)"を象徴するもので、いつも正しく考えて行動し、相互尊重を土台に信頼感を 持って行動するというミッションを内包している。また、Iは"変化と革新(Innovation)"を意味し、無限競 争時代に競争力をつけるために絶え間ない変化と革新を追求しなければならないという点を強調してい る。最後に、Cは"顧客満足(Customer)"を意味し、すべての行動と事業運営において顧客満足のために最 善を尽くすというTICの意志を盛り込んでいる。
ジョ・ギルス代表はこのように自身の経営方針について説明した後、"無限競争時代に会社の競争力を強化す るために、品質革新、価値の創出、顧客中心の経営理念と製品の信頼を基にした顧客満足の精神をベース に、世界最高の製品品質を持つグローバル企業にするために努力している"とし、" R&D能力の最大化、新 市場の開拓、独自ブランドの完成、生産性の向上、設備効率の最大化、品質の信頼構築を通じて最高の企 業を志向する一方で、顧客満足を通して成長、発展していく "と明らかにした。このような経営方針は、最 高の品質で顧客満足を最大化していく品質経営システムに連結されている。ジョ・ギルス代表は、品質保証 システム定着によって顧客の不満を解消する一方、無欠点の製品を実現することで、最高のサービスを提供していっていると強調した。
一方、TICの社訓は"人和"である。社訓に関してジョ・ギルス代表は、これには忍耐、犠牲、奉仕、愛、譲歩 という言葉が含まれている解説した。 の製品を生産することができる職人精神を持てるように努力しています。" 社員の共同発展、企業が幸せの基になる TICは社員が生活の安定を通して会社と個人の発展に専念し、会社が幸せの基になれるようにさまざまな福祉制度を運営することで生活の質の向上のために最善を尽くしている。
まず、定期健康診断、総合健康検診費用の支援などを通して、従業員一人一人の健康な生活のために努力 しており、ジム、卓球、足球場などの社内体育施設を運営することで、健康増進と活力と張り合いのある 職場生活になるように配慮している。また、一心体育大会の定期開催、国際クラブサッカー大会定期観 覧、社内同好会行事費支援、年末の忘年会イベントなどを通じて潤いのある文化生活を楽しめるように支 援している。これにあわせて休養施設の運営、社内語学やIT教育の実施、交通費や学資金支給、慶弔休暇、慶弔金の支給など、各種福祉厚生と同時に優秀社員の海外研修、長期勤続者褒賞、資格取得者褒賞など各 種褒賞制度を導入して個人の発展がただちに会社の発展という認識を共有するようにしている。
新成長動力創出を通じた明るい未来を描くTICのジョ・¥ギルス代表は、これまでの成果に満足せず、継続 的な研究開発、徹底した品質管理、積極的な設備投資により、新成長動力を創出してきていると語った。 国向けキャリー(Carry)アセンブリと22トンのショベル用減速機プロジェクトを進めています。これに加 え、減速機と一体型に適用される油圧モータを開発して適用する計画です。
研削盤分野では、大型円筒研削盤と内径研削盤を開発完了し、既に市場に提供しており、今後ネジ研削盤、および大鍋型NCプログラムなどを開発して発売することで、国内外の研削盤市場に旋風を巻き起こす予定です。ボールねじ事業の場合、現在の工作機械用高速·高精度ボールねじを開発して、国内の主要企業に供給しているが、今後、半導体やディスプレイの製造設備に適用される高速ボールねじを開発して市場をより拡大する計画です。"
一方、TICは、2015年までに、特殊完成車両の独自モデルを完成、総合機械量産システムの構築、防衛産 業戦略品目確定と独自進入の成功という目標を立てて、これを実践するための段階別の詳細な戦略を推進 することにより、グローバルナンバーワンに向けた明るい未来を描いている。
|
Tag | , , |
---|